12月になると大好きなクリスマスに向けてカウントダウンが始まります。
定番アドベントカレンダー。
子供達にも毎年用意しますが、今年は自分の分も。
毎日朝起きて、一粒のチョコレートを食べるのが楽しみ★
ワンコ用もあります。
今日のブログ名は「Deprivation of assets」日本語では「資産の剥奪」
なんだかこの煌びやかな12月にそぐわないような気もしてしまう題名です。。
前回のブログ「持ち家があったら、介護費は国が出してくれないって本当?」で、ファイナンシャルアセスメントの事を書きましたが、「もしファイナンシャルアセスメントの前に財産分与をしていた場合どうなるの?」という質問にお答えしたいと思います。
長い間働いて、高い税金を収め続けて、やっと家のローンも終わって。。。
いざ介護が必要となった時に貯蓄額が23,250ポンドあるが故に、国からの補助が全く貰えない。。。
正直切ないです。
子供達にもなるべく資産を残してあげたいですよね。
「それならその前に家族や友人に財産分与をしておこう」と考えるのはむしろ当たり前?
そういうケース、すごく多いです。
でも政府側からすると、それを無視するわけにはいかない。
ファイナンシャルアセスメント前に財産分与をして、貯蓄額を意図的に減らして国からの補助を得ようとする事を「Deprivation of assets」と言います。
そしてDeprivation of assetsは法律で罰せられる行為となっています。
カウンシルがとる主な行動としては「介護費を払えると判断し、補助を断る」ですが、たまに裁判になったり、ギフトとしてあげたお金を本人に戻させたりします。
じゃあ、どう発覚するのでしょう?
基本的に地方政府が個人の口座の入金出金をチェックするのですが、これに関しては特に何年分チェックするというのは決まっていません。
今までのケースからいうと、8年くらい前に子供に多額のお金を渡していた事がDeprivation of assetsになったというケースもあります。
かといって、家族へのお金の援助や贈与って普通にありますよね。
それが全てDeprivation of assetsと見なされる訳ではなくて、お金が動いた時の本人の状況はだいぶ考慮されます。
例えば、その時は健康そのもので介護が必要になるような兆しが全くなかった等。
Deprivation of assetsに関しては来週金曜日のデイサロンでも、例もいくつか入れながらもっと詳しくお話します。そして、介護が必要になった際に得られる可能性のある補助制度や介護予防の為の心がけ、運動の体操の紹介もします。
興味のある方は是非是非気軽に遊びに来てください。(予約制です)
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