いよいよ12月!クリスマスまでカウントダウンが始まりました。
オミクロン株にもヒヤヒヤさせられますが、今年のクリスマスは去年のように直前ロックダウン!なんて事にならないように祈っています。。。
うちの柴犬君は、この時期暖炉の前をいつも独り占めです。
前回のブログに書きましたが、介護にかかる費用を政府に負担して貰いたい場合はファイナンシャルアセスメントを受ける事になります。
このファイナンシャルアセスメントは、介護費だけではなく、バリアフリーにする為の住宅改造の時にも登場する事があります。
基本的に、ファイナンシャルアセスメントの結果、財産が23,250ポンドを超える場合には政府が個人の介護費を負担する事はありません。
前回のデイサロンでもお話ししましたが、この23250ポンドの中に含まれるものは
· 貯金や投資
· 月々の収入(年金や政府からの給付金家賃収入も含まれる)
· (持ち家)
持ち家については、入る場合と入らない場合があります。
そのまま住み続けて在宅で介護を受ける場合のケアラー費を負担して貰う為のアセスメントであれば、居住している持ち家は含まれません。
でもケアホームに入られるのであれば、そのお家に誰も住まなくなる場合には含まれます。
例えばご夫婦のうち旦那様がケアホームに入って、奥様はその家に住み続けるという場合には、そのお家はこれからも奥様が住み続ける事になるので居住している持ち家は含まれません。
もしもご夫婦一緒にケアホームに入るのであれば、「もうそのお家には誰も住まないので売却しても良いのでは?」という事になって、持ち家のお値段も貯蓄額の中に含まれる事になります。
勿論お家のお金をまだ返金し終わっていらっしゃらなかったりしたら、その分差し引かれますが、概ね介護がいる段階ではほぼ返し終わっているというのが現状。
そしてイギリスのお家って23250ポンド以上するお家が殆どだと思うので、ケアホームケアホームに入る事で持ち家に誰も住まなくなるのであれば、政府が介護費を賄う事はないだろうと思われます。
少しややこしいのですが、結果としては「持ち家があったら、介護費は国が出してくれないって本当?」の答えは「必ずしもそうとは限らない」です。
そして、持ち家が含まれたとしても必ずしもご自宅を売却しないといけない訳ではないんです。ご自宅を貸す事で家賃収入をケアホーム代に充てる事も出来ますし、Local Authority(地方政府)が同意をすれば、ケアホーム代を立て替えて貰って、後で返金するという方法もあります。
12月17日のデイサロンでは、イギリスで「知っててきっと得する介護の話」を毎回トピックを替えてお話ししています。
備えあれば憂いなしです。師走の頃ですが、ご都合が宜しければ是非お気軽に遊びに来てください。(予約制となっております)
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